木内陽子

           

「駿州片倉茶園ノ不二」は地域の魅力

私は、葛飾北斎の浮世絵「冨嶽三十六景」の一つである「駿州片倉茶園ノ不二」が法蔵寺(中野)からみた景色ではないかという説を明らかにしたいと思い、地域の人と一緒に「富士市に残る北斎の足跡を辿る会」を立ち上げました。法蔵寺から見る景色は、富士山を背景に茶畑が広がり伝法沢が流れていて、さらに片倉という地名も残っていることから、「駿州片倉茶園ノ不二」と共通している所が多くあります。現在、メンバーと一緒にこの説の立証に向けて資料収集や調査を続けています。 この活動を通して、説の立証を目指すことはもちろんですが、次の世代の子どもたちに向けて「私たちが住んでいる大淵地区には、誇れる魅力の一つがあること」を知ってもらい、地域への愛着を育てていきたいです。そのためには、まずはこのことを多くの方に知っていただき、葛飾北斎が見たかもしれない風景に思いを馳せながら、実際に見に来ていただければ嬉しいです。